緑色を使おう!その心理的効果
私のペン画には緑色がよく使われています。



最初の頃の作品は白黒のみで表現していましたが、途中から色を入れるようにして、表現の幅がグッと広がりました。公募展に出した時の成績も格段に上がり、賞をいただけることが増えました。
絵というものは人に見てもらうものです。色が人に与える心理的効果を知っておくと、効果的に色を使うことができるようになります。
この記事では、緑色を使った場合の心理的効果についてまとめています。最後までご覧いただき、あなたの絵描きの参考にしてください。
中間色
赤系統は暖色、青系統は寒色と言われていますが、緑系統は中間色です。
中間色と言っても、青緑のように寒色に近いものもあれば、黄緑のように暖色に近いものもありますが、ここでは中間的な緑としておきます。
暖色は外向的、交感神経優位と言われています。
寒色は内向的、副交感神経優位と言われています。
となると中間色は、ニュートラルでバランスの取れた状態に結びつきやすくなります。
癒し、落ち着き、リラックス
仕事や勉強で高ストレスな状態になっている時、山や川などの自然を見に行くことで、ストレスを軽減することができます。私もかつて、毎週のように愛車を運転し、自然の中を歩きに行っていた時期がありました。

そこまでできなくても、部屋に観葉植物を置くことで、リラックス効果を得ることもできます。
緑色を効果的に使った絵を部屋に飾ることで、ストレス軽減の効果を得ることができます。
安全・安心
信号の色では、緑色は安全状態・進行を表しており、人々に安心・安全をイメージさせます。他にも、非常口や救護室、避難所、安全第一などのイメージカラーとしても使われています。
困った時に頼りになり、安心できる色、それが緑色です。
他の色とのバランスも取りやすいので、絵に導入しやすいです。
再生・成長・生命力
緑色といえば、植物を連想される方も多いですね。
冬に枯れていても春になるとまた芽吹き、夏に向けてどんどん成長していく様子は、生命力にあふれています。
家の扉に常緑樹のリースをかけている方も多いですが、これは外から入ってくる魔物を植物の生命力で守るという意味があります。
クリスマスツリーの原点は、古代ゲルマン民族が冬至の祭りの際に使用していた樫の木(ユール)とも言われています。冬でも枯れない樫の木は、彼らにとって生命の象徴でした。
緑色を絵に取り入れることで、私たちもどんどん成長して行きたいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
優しく癒され、見ていると安心し、成長できるイメージをもたらす、それが緑色です。緑色の効果を正しく理解し、効果的に使用することで、表現したいことを的確に見ている人に伝えることができるようになります。
私もよく使っています。皆さんもどんどん使いましょう。