絵が上手くなりたい初心者必見!絵画教室の選択&注意点

「絵が上手くなりたいけど、どの絵画教室を選べばいいの?」
「美大・芸大を受験したいけど、画塾に通った方がいいのかな?」
「アートスクールに行けば、本当に絵が上手くなるのかな?」
そんな悩みを抱えているあなたへ。
この記事では、目的別の絵画教室の選び方や、初心者向けカリキュラムが充実した教室の紹介を通して、無駄なく効率的に上達できる教室の選び方のコツを紹介します。最後までご覧いただき、あなたにピッタリの絵画教室を見つけてください。
Contents
1. 絵画教室に通うべき?独学との違いとは
そもそも、絵を描こうとおもったら、絵画教室に通わないといけないのでしょうか。独学ではだめなのでしょうか。
まずは独学と絵画教室の違いを整理してみましょう。
独学のメリットとデメリット

まずは独学のメリットから。
- 自分のペースで学ぶことができる。
何かと忙しい現代人、毎週決まった曜日の決まった時間を確保するのが難しい方もいます。独学ならば、空いた時間に絵画に取り組むことができます。 - コストがかからない。
一口に絵画教室と言ってもピンからキリまであります。かかる費用も様々ですが、おおよそ年間20万〜70万程度かかります。通常、絵を描くための材料費は別ですので、結構な費用です。
独学ならその分の費用が浮きますので、材料費にしたり、自分の好きなことに使うことができます。
次に独学のデメリットです。
- 何を学べばいいのかわからない。
上手な人の絵を見ると「自分もこんな絵を描きたい」と思うものです。
ですが、どんな練習をしたら上達できるか、独学では分からないことが多いです。 - 間違いに気づけない
描き方が我流になりますので、間違ったやり方や、間違ってはいないが遠回りなやり方をしてしまった場合、気がつきません。
せっかく描いた絵も、見る目のある人に評価・批評をしてもらわないと、自己満足で終わってしまうことがあります。
絵画教室のメリットとデメリット

次は絵画教室のメリットを。
- 正しい技術を学ぶことができる。
絵に限らずどんなことでも、基礎・基本が大切です。建物を建てるときも、しっかりした基礎の上に建てないと、欠陥住宅になってしまいます。
絵の場合の基礎・基本はデッサンです。デッサンの基礎・基本は、円柱・立方体・球です。
絵画教室なら、この基礎・基本を正しく練習することが可能です。
また、先人たちが積み重ねてきた知識・経験を、そのまま受け継ぐことができます。独学で10年・20年かかる経験であっても、はるかに少ない期間で達成することも可能です。 - モチベーションが維持しやすい。
絵画教室には自分以外にも絵を描くために通う仲間がいます。
「ちょっと疲れてきて休みたいな」
「上手く描けないからやめておこうかな」
そう思うことはよくあります。
そんな時に、近くで仲間が一生懸命描いていたら、自然と自分も頑張ろうと思えるものです。すぐサボってしまう飽きっぽい方でも、継続して頑張ることができる環境が整っています。
最後に絵画教室のデメリットを。
- 通う手間と費用がかかる
オンライン絵画教室は別として、対面で行われる絵画教室に通う場合、往復にかかる時間、交通費、教室の月謝が必要になります。
曜日や時間が決まっている教室なら、病気になったり急用ができた時にこまってしまいます。
以上、独学と絵画教室それぞれのメリットとデメリットでした。やはり初心者の場合は、基礎をしっかり学べる絵画教室に通うことをおすすめします。
2. 目的別!あなたにぴったりの絵画教室の選び方
一口に絵画教室と言っても、さまざまな形態があります。どんな絵画教室が向いているかは、絵を描く目的によって変わってきます。あなたの絵を描く目的は、何でしょうか?

- 美大・芸大に進学したい。
- 画家やイラストレーターになりたい。
- デジタルクリエイターになりたい。
- 公募展で賞を取りたい。
- 人から褒められたい。
いろいろありますね。目的は人それぞれ、どんな目的であってもいいでしょう。
ただ、単に「絵が好きだから」だけですと、少し曖昧です。途中でモチベーションが下がったり、挫折してしまう可能性があります。本当はどうしたいのか、目的を深堀りしてみましょう。
趣味で楽しみたい方
「絵が好きだから」という方は、これに近いでしょう。
上手になるに越したことはないけれど、絵を描くこと自体を楽しみたい、という方です。このような方には、アットホームなカルチャースクールや市民講座がおすすめです。
自由な雰囲気で気軽に参加でき、初心者向けの優しい指導が多いです。
美大・芸大受験や画家になりたい方

美大・芸大を受験したり、プロの画家を目指す等、本格的に学びたい方は、受験美術学校系の教室や専門スクールがおすすめです。学校法人で運営しているようなところが当てはまります。
基礎デッサンをしっかり学ぶことができ、受験のための情報も豊富です。一緒に学ぶ方も本気なため、お互いにいい影響を与え合うことが多いです。
指導して下さる方も指導のプロのため、短期間で上達しやすいです。
デジタルアートを学びたい方

オンライン講座やデジタル専門スクールがおすすめです。
デジタルアートはアナログアートの感性だけでなく、デジタル機器の使い方も勉強する必要があります。使い慣れたPCやタブレットを使い、自宅で無駄なく学習することができます。
3. 失敗しないための絵画教室選びのポイント
月謝や入会費、どんな先生が教えているか、といったことはすぐにチェックすると思いますが、他にはどんなことを注意すればよいでしょうか?
先生に質問しやすいか

先生がいつも離れたところにいると、質問したくてもなかなか質問できなかったりします。それでは上達が遅くなりやすいです。
先生が教室内をよく巡回していたり、話しかけやすい雰囲気だったり、そういった質問しやすい環境の方が、上達は早いです。
受験生なら、絵の技法についての質問はもちろんですが、志望校選びのアドバイスや受かるコツなど、たくさん質問はありますよね。
モチーフはたくさんあるか
室内で描く場合、風景や人物を写真を参考にして描くこともありますが、実際のモチーフを目の前に置いて描くことが多いです。
このモチーフが少ないと、同じようなものを何度も繰り返し描くことになります。
基本を短期間に身につけるにはそういう練習法もありますが、長く続けていると飽きてしまいます。また技法のバリエーションも増えていきません。
硬そうなもの、
柔らかそうなもの、
でこぼこしたもの、
ツルツルしたもの、
光沢のあるもの、
マットなもの、
形のかっちり決まったもの、
ふわふわして形の定まりにくいもの、
等々…
たくさんのモチーフがあれば、それを組み合わせることでさまざまな練習ができます。
受験で石膏デッサンがある場合は、色々な石膏像を事前に練習しておく必要があります。どこから描いたら一番いい角度になるか、二番目はどこか、を知っておけば、構図で悩むこともなくなります。
合格実績はどうか
これは受験目的の場合になります。絵に限らず、勉強を教えてくれる予備校でも、合格実績はチェックしますよね。
〇〇芸大に何名合格!とか、□□美大に何名合格!とか、実績のあるところは合格するためのノウハウやカリキュラムが用意されています。
あとは目標に向かって努力するだけです。
まあ、その努力が大変なんですがね。実績があるからといって、誰でもその通りに合格できるわけではありませんから。
先生の得意な画風は何か
受験生にはあまり関係ありませんが、
画家になりたい
公募展で入賞したい
という目標がある場合は、先生の得意な画風をチェックしておきましょう。
「写真みたいな、写真以上に細密な具象画を描けるようになりたい」という人が、抽象画を得意とする先生のところへ通っても、うまくかみ合いません。
また逆も然りです。
指導の面だけでなく、所属団体や人間関係についても同じことが言えます。写実的な技法の先生の周りには、写実が得意な人がたくさんいます。抽象画が得意な先生の周りには、同じく抽象画が得意な人がたくさんいます。
人は一人で生きていくのではありません。人と人がつながり、人間となります。生きていくうえで、人間関係は大切です。自分の目的意識をはっきりさせて、教室選びの参考にしましょう。
4. まとめ
いかがでしたか?絵画教室選びで迷っている人は、自分の目的に合った教室を選ぶことが大切です。
- 趣味で楽しむならカルチャースクールや市民講座
- 本格的に学びたいなら専門スクール
- デジタルならオンラインレッスデジタルならオンラインレッスン
さらに、体験レッスンや口コミを活用して、しっかりチェックすれば自分に合った絵画教室を選びやすくなります。
選ぶときのポイントは、以下の通りです。
- 先生に質問しやすいかどうか
- モチーフはたくさんあるか
- 合格実績はどうか
- 先生の得意な画風は何か
皆さんの絵画教室選びの参考にしていただき、絵画のスキルを上達させて充実した絵画ライフを送りましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。