絵に才能は必要?

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長いことペン画家をしていると、自然と技術は向上してきます。

 



技術が上がってくると、よく言われるようになります。

「才能があっていいねえ。私には才能がないから絵が描けない。
「センスがあっていいねえ。私にはセンスがないから絵が描けない。

「あなたは生まれつき絵の才能があるから描けるけど、私には生まれ持った才能なんてないから、描けません」ってことです。



みなさんはどう思いますか?

才能ではなく努力

絵を描く能力は才能ではなく努力です。


私が本格的に絵を描くようになったのは、美大・芸大受験を志した高校生の頃でした。その頃よく言われた言葉は「下手くそ」でした。(本当です)

高校3年の4月くらいから描き始めて約8ヶ月、下手くそと言われ続け、12月末くらいにやっと「少しは描けるようになってきた」と言われるようになってきました。

これは私だけでなく、周りの受験生達も同じでした。






生まれつきの才能があり最初から上手い人なんて、会ったことありません。いるのかも知れませんが、ごく限られた天才です。

巨匠セザンヌでさえ、絵が評価されるようになったのは晩年です。
巨匠ゴッホは、亡くなってから価値が急騰しました。





勉強やスポーツでは、努力すればある程度までは誰でもできるようになります。

絵を描く能力も同じです。努力すればある程度までは誰でもできるようになります。



ただし世界トップレベルまで上達するには、さらに才能が必要になるかも知れません。才能に加えて、人一倍の努力があってトップレベルに立つことができます。昭和時代にプロ野球で活躍した王貞治さんは、一本足打法を完成させるため日本刀で素振りをして、畳が擦り切れてボロボロになってしまったそうです。

努力し続ける才能

努力をし続けることができるというのも、一つの才能です。仕事でも趣味でもコツコツ継続して続けられる人もいれば、飽きっぽくてすぐに投げ出してしまう人もいます。

絵が描ける人は、絵を描き続けることが好きな人であり、好きなことを続けれられる人です。絵が描けないという人は、それができません。
これを才能と言えば、確かに、才能がないと絵が描けないとなります。






ただし、前述した「才能がないから〜」「センスがないから〜」という人は、こう考えている方が多いように思います。

絵を描ける人は「天から特別に与えられたギフト」を持っている。
私はそんなギフトを持っていないから絵を描けない。

しかし本音は「厳しい苦労はしたくない」「ひどい挫折はしたくない」という気持ちを隠している方が多いです。そして努力して成果を得た人を妬み、自分を慰め、言い訳をして現実逃避してしまいます。





それがいけないという訳ではないです。そういう生き方もあります。
しかし、現状を変えたいなら、そういう思考では何も変わることはありませんね。

現状を変えたいなら、絵を描く努力はできなくても、他のことで努力できることはあるはずです。勉強でも、スポーツでも、ゲームでも、音楽でもいいでしょう。努力できることを見つけ、継続している方なら「お互い頑張っているね〜」という気持ちで、特別扱いすることはありません。

みなさんそれぞれです。この世での役割や才能は違います。誰かを特別扱いする必要はないのです。

1%のひらめきと99%の努力

ではここで、努力について過去の偉人の名言を振り返ってみたいと思います。




有名な発明王、エジソンの言葉に「天才とは1%のひらめきと99%の努力」がありますね。

エジソンのような世界的に有名な天才でも、才能に頼らず、それだけ努力しているんですよ、努力って大切ですね。




・・・と解釈している方が多いのですが、実際は違います。





この言葉が有名になった後エジソン自身が釈明しているのですが、実際の意味はこうです。

「1%のひらめきがなければ、99%の努力は無駄になる」

です。努力は大切ですが、意味のない努力を続けていてもそれは単なる無駄なんですね。

ひらめきを産むには

99%の努力を活かす「1%のひらめき」を産むのは、才能なのでしょうか?「私は才能がないから、ひらめかない・・・」って思いますよね。

かくいう私もひらめく自信はありません。「ゴール設定」がひらめきの代わりになると思っています。

あなたは絵を描くことで、どうなりたいか?どうしたいか?ということですね。ゴール設定がきちんとあれば「どう努力したらいいか」方法も明らかになってきます。





ゴールは人それぞれです。また同じ人でも、時間がたてば変わるのが普通です。

私の場合は、受験生時代は美大・芸大に合格するために絵を描いていました。
ペン画を描き始めた頃は、周りの人からの評価が嬉しくて描いていました。
ある程度描けるようになってからは、ペン画を描くことでより自由な人生を過ごすために描いています。





他にも、
たくさんの絵を販売してお金を稼ぎたい方もいるでしょう。
個展をやりたい方もいるでしょう。
仲間と一緒に描くことで人間関係を豊かにしたい方もいるでしょう。

努力するには、自分の進みたいゴールを意識しましょう。そうすれば、必然的にどう努力するかも分かってきます。

まとめ

絵を描くのに、才能は必要ありません。努力です。絵を描けない方は、才能がないのではなく、絵を描く努力を継続できない方です。

ただしやみくもな努力ではなく、ゴール設定(1%のひらめき)と99%の努力です。車の両輪みたいなもので、両方とも大切です。

みなさんも一緒に、ゴール設定と努力をして、人生にハリとうるおいを与えていきましょう。

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