モータースポーツと絵描きとの関係
趣味として始めたモータースポーツ、ペン画とはあまり関係ないですね。せいぜいモチーフにクルマを入れるくらいでしょ?
通常そうなのですが、私の場合は他にもいいことがありました。
当時よく参加していたサーキットの走行会で、よくプロカメラマンが撮影に来ていました。
プロらしい構図で、迫力ある写真を撮影してくれて、自分のクルマの写真を買うことができました。生データで買ったり、プリントアウトした写真で買うこともできました。
さすがはプロカメラマン、クルマの写真だけでなく、日常風景を切り取った写真でも、我々のような素人とは違いました。
自然と私も考えるようになりました。目の前にある何気ない風景を、どう切り取ったらいい写真になるか。
この考え方はそのまま、絵の構図を決める時に活きてきます。
考えるようになる前。フツーの写真です。
考えるようになった後。
使うカメラも変わりました。
まだスマホカメラの時代ではないので、安いコンパクトデジカメを使っていました。何も知識がなくてもそれなりにいい写真が撮影できる、便利なものです。
ただ、もっといい写真を撮影したいと思ったら、一番手っ取り早いのはいいカメラを使うことです。何も考えずに撮影しても、いい写真になります。
少し勉強して絞りやシャッタスピードを調整すると、もっといい写真になります。
そんなわけで、ペン画とは関係ないと思われているモータースポーツですが、私には大いに役に立ちました。どんなことでもそうですが、日常生活のあらゆるところにヒントは転がっているものです。普段からアンテナを立ててセンサーを働かせておくことが大切ですね。
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