ペン画開始
アトリエ松竹梅物語、今後数十年描き続けるペン画に出会いました。最初は初心者です。
勤務を始めた学習塾で、講習用テキストの表紙が寂しいから、何か描いてくれと頼まれました。
正確な年は覚えていないんですが、1994年冬か95年夏か、どちらかの時期です。
何を描こうかな〜と考えました。
高速印刷機で大量に印刷します。当時の高速印刷機は印刷の品質も低く、白黒印刷であったため、カラーで描いても意味がありません。
白黒で作成、すぐに描ける、サイズ小さめ、その辺りを考慮して、簡単にペンでさっと描きました。
この時描いた記念すべき1作目は、実は残っていません。
残しておけばよかったなぁ。
10センチ四方くらいの小さめなものでした。今思い出しても、申し訳なさいっぱいの未熟者丸出し作品でしたが、思いのほか好評でした。次も描いてくれと頼まれました。
2作目へ(1995年11月)
次の講習では、4種類描いたので、2作目・3作目・4作目・5作目となります。
今の作品と比べるとかなり細密度が低く、これもまた未熟者丸出しなのですが、これでも描きあげた時は大満足でした。1作目と比べると、時間もかけたし、技術的にも進歩したと思いました。
ちなみに最近の作品はこんな感じ。
受験生時代も大学生時代も、ヘタクソとかできていないとか言われ続けてきた私。
才能なくても、努力だけでここまで描けます。
絵に限らず、何事も、継続して努力し続けることが大切。
継続してきた道を振り返るためにも、1作目、きちんと残しておけばよかったなぁとちょっと後悔。今、絵を描いている方、これから描き始めようとする皆様へ。
失敗作だと思っても、きちんと保存しておきましょう。未来の自分への手紙みたいなものです。
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