教育実習

アトリエ松竹梅物語、今回は教育実習についてです。

大学4年ともなると、これまでにない4年次ならではの独特なカリキュラムが出てきます。そのうちの一つが、教育実習です。

教育実習とは

小学校や中学校や高校に、大学生のおにいさんやおねえさんが、2~3週間やってくることがありますよね。

先生になるための予行演習みたいな感じで、教員養成課程の仕上げとなります。デザイン専攻でこれを履修している人は、私1人でした。(後輩には、何人かいました。)





もともと先生になるつもりはありませんでした。「教育実習」というものをやってみたい、それだけでした。ごめんなさい。

でも後で気が変わって先生になったから(塾の先生だけど)

いいかな。

いいでしょ。




必要な単位は結構多く、取得するのは大変でした。

教育実習開始

母校へ戻って実習をする人もいますが、私は近くの中学校に3週間通いました。

指導してくれた先生は美術の先生かつ1年生の担任で、まずはそのクラスに入りました。生徒たちもみないい子ばかりで、すぐに打ちとけました。


美術の授業を見学したり


代わりに授業したり


朝の会や帰りの会をしたり




給食をいただいたり



掃除をしたり




休憩時間に遊んだり




部活に参加したり


いろいろ中学校生活を経験させていただきました。私の母校ではありませんでしたが、それでもやはり、懐かしかったですね。




実習の後半には、指導する先生が二日酔いで調子悪いから、代わりに朝の会やっておいて、なんて頼まれたりもしました。おいおい




先生たちは色々と忙しく、教師の大変さがよく分かりました。大変ですが、凹むことなく生徒たちと正面から向き合って楽しんでいるって感じでした。




いい職場でした。いい加減な気持ちでは先生にはなれません。

そんな大変な仕事ですが、私は3週間という期間限定の教育実習生だったため、とても楽しい経験でした。



一緒に実習した他の教育実習生とも、かなり仲良くなりました。大学を卒業してからはなかなか会うこともありませんが、また会いたいですね。会っても、誰だか分からないかもしれませんが。

振りかえって

画家になるとか、デザイナーになるとか、そういう人生を考えたとき、教育実習は関係は薄いでしょう。回り道じゃないか、と思うかもしれません。

ただ、この経験がなければ、今の自分はありません。塾の先生になることもなかっただろうし、ペン画を描き始めることもなかったと思います。


これを見ているあなたは、もしかしたら、本当にやりたいことができずに悩んでいる人がいるかもしれません。




しかし、人生に無駄なことはありません。

一見無駄に思えるようなことも、今後の人生にきちんと意味があるんです。

一見無駄に思えるようなことも、自分の潜在意識というやつが、そうなるように仕組んで作り出していると言われています。

普段の思考は顕在意識と言われ、よく氷山の一角に例えられます。見えない水面下には、もっと大きな潜在意識が隠れています。




自分が作り出した世界なんですから、世の中のせい、他人のせいにして、不平不満を垂れるのは見苦しいですね。私もついやってしまうので、気をつけよう。

次回から、卒業に向けての修羅場を書いていきます。

前回のお話

視覚伝達デザインコースへ

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